好きという感情を忘れ去る日まで
私は自分でも飽き性だと思うし、他人からも移ろいが早いと言われる。次会うときに何のヲタクになっているか楽しみ、と言われる始末だ。
そんな私だけれども、この感情を言葉にして残しておきたいと強く思ったのでここに記します。彼を思う気持ちが有限だと思うと胸がギュッと苦しくなってしまうけれど、仕方のないことでありそれがきっと自分の在り方だから。それでも気持ちを表した文章が、未来の私を象ることを願って綴ります。
先月、はじめて現場に足を運んだ。昨今の状況的に正直不安もあったが、ご縁もあり尚且つ地元で公演があるとなると行きたいの気持ちは不安を上回った。とはいっても対策には対策を重ねるべく準備を施した。その週の仕事は浮き足立つでもなく思ったよりいつも通りこなすことができて自分でも驚いた。
ヲタクに溢れた電車に乗ったとき今から彼らに彼に、会うんだと実感がわいた。と同時に会場の駅に近づくにつれて比例するように心臓がドキドキと音を立てた。
始まった瞬間、不思議な感覚に陥った。彼らと彼と、同じ1つの空間に収まっているんだ。まだ影しか見えていないのに理解すると空間自体が愛おしいようなそんな気持ちになった。
真ん中よりの席だったので彼がセンターステージに立ったとき、私はきっとはじめて彼を認識した。彼が歌うたびに動くたびに彼も同じときを生きる人間なんだ、そう実感した。それと一緒にきっと私は失恋した。だって彼と私の人生が交わることがないって漠然と理解してしまったから。
それでも終演後に残った感想は愛しさだった。彼を彼のパフォーマンスを彼の細かい仕草を生で見て、彼の声を彼の歌声を生で聴いて、彼の全てが愛おしいな、と思った。
正直、今まで現場に行くと満足してしまって降りることが多かったので、自分の感想やその後の心境に安心している自分がいる。
明日にはこの気持ちがまっさらになっているかもしれないし、半年後には全く違うジャンルでヲタクをしているかもしれない。でも彼のことを好きになったという事実は忘れたくないしこの気持ちをきちんと記録しておきたい。
大我くんが頑張ろうって言ってくれたおかげで、私は頑張れていると思います。
それから大我くんの言葉に感化されて、無責任に頑張ってっていうよりも一緒に頑張ろうっていう方がいいなって思い新しく入ってきた後輩に一緒に頑張ろうねって、言葉をかけたら、同じ言葉が返ってきてとても嬉しくなりました。
もしかしたら受け取り方が違うかもしれないけれど、こういう連鎖ってとっても暖かい気持ちになる。大我くんのことを知れて、大我くんのことを好きになって私は幸せだなと思います。
今日のブログだって、自分の気持ちを出してくれたあとには人のことを思ってくれている。そんな彼が心配になるけれどもブログに元気付けられるのも事実で。
入所15周年おめでとうございます。
この世界に居続けてくれて、続けるということを選択し続けてくれて本当にありがとうございます。